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21.6.16ワイド!スクランブルでコロナ後遺症報告

6月16日にテレビ朝日の「木下容子ワイド!スクランブル」で、「コロナ後遺症に関する報告~回復後に激しいい疲労感も」と題するニュースが放送されました。

アドバイザリーボードで、新型コロナウイルスの後遺症の国の調査結果の中間報告が、初めて発表されました。比較的重い症状だった患者512人を対象に行われ、退院から3カ月後、半数以上の54%の肺には影や炎症性の変化が見られました。重症患者の多くは筋力の低下や息苦しさなどの後遺症があったということです。

一方、今回の報告にはない後遺症を訴える男性は、回復後も激しい疲労感や睡眠障害に苦しみ、半年後には「ME/CFS」という診断を受けました。山村隆医師は「同じような症状の患者を30人ほど診ている」と話し、後遺症の疑いがあると指摘しています。厚労省は引き続き調査を進めることにしています。

Yahoo Newsでもしばらくご覧頂けます。

21.6.16報道ステーションで後遺症調査報告

6月16日(水)のテレビ朝日「木下容子ワイド!スクランブル」で、新型コロナウイルス感染症とME/CFSについて取り上げられ、国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部部長の山村隆先生のコメントも放送されました。同日夕方と夜にも取り上げられる予定です。

番組名:スーパーJチャンネル
放送日:6月16日(水)16:40からの番組の中で
放送局:テレビ朝日

番組名:報道ステーション
放送日:6月16日(水)21:54からの番組の中で
放送局:テレビ朝日

※大きな事件が発生した場合等には、変更になる場合もありますのでご承知おきください。

フェイスブック、twitter、ブログ等で、多くの方にお知らせ頂ければ幸いです。多くの方にご覧頂き、理解が広がることを願っていますので、皆さまのご協力をお願い致します。

21.6.12Business Journalにコロナ後のME

6月12日付のBusiness Journalに、「激しい倦怠感で日常生活に支障、『慢性疲労症候群』の可能性…病院でも理解されず悪化も」と題する記事が掲載されました。

今まで一部の人が患う難病ととらえられてきた「慢性疲労症候群」(別名・筋痛性脳脊髄炎)が、新型コロナウイルスの感染拡大によって私たちに身近になってきています。ウイルス発症者の後遺症として、慢性疲労症候群に似た症状に苦しむ人が国内外で多くいることが明らかになっています。

欧米ではすでに、新型コロナウイルスが慢性疲労症候群の引き金になる可能性があると多くの専門家が警告しており、研究も始まっています。国内に10万人の患者がいると推定されているにもかかわらず、日本では欧米に比べて認知度が低く、専門医も少ないのが現状です。

山梨県に住むA子さん(34歳)が体調を崩すようになったのは、21歳のときでした。仕事を終えて帰宅しても体が鉛のように重く、シャワーを浴びる余力も残っていませんでした。働くことを断念せざるを得なくなり、25歳の時に生活保護を申請しました。申請は通ったものの、検査をしても体の異常が見つからないため、福祉事務所には「怠けている、または、精神的な疾患ではないか」と疑われました。

2019年11月、インターネットテレビ番組に登場した慢性疲労症候群という病気を患う患者の症状が、自分と酷似していました。発症から10年以上たって、やっとA子さんは専門医のいる病院を探して、現在通院中です。

慢性疲労症候群と聞くと、「休養すれば治る」と思われがちですが、極度の疲労感や倦怠感、全身の痛み、睡眠障害、思考力・集中力の低下などの症状がある神経系疾患で、日常生活に支障を来します。発症後に仕事を継続できたのは2%にとどまり、重症の場合にはほとんど寝たきり状態になります。有効な治療法がなく、何十年もこの病と闘っている患者も少なくありません。現段階では原因が特定されていませんが、歴史的に見ると、SARSなどウイルス疾患の集団発生後に多発しているという事実があります。

「慢性疲労症候群」と「筋痛性脳脊髄炎」の2つの呼び名があり、日本では今まで慢性疲労症候群と呼ばれてきたが、筋痛性脳脊髄炎の会によれば、11年に発表された「国際的合意に基づく診断基準」には、筋痛性脳脊髄炎という病名のほうが正確であると明記されているといいます。

筋痛性脳脊髄炎の会では昨年5月31日より3カ月間、新型コロナウイルス後に体調不良が続いている人を対象にウェブ上でアンケートを実施しました。326人の回答者のうち、慢性疲労症候群に似た症状を呈した人は91人、全体の約28%で、その後専門医による診察を経て、5人に慢性疲労症候群の確定診断が下りました。

この病気の診断基準を満たすためには症状が半年以上続く必要があることや、慢性疲労症候群を疑われた人全員が専門医を受診できたわけではないという状況から、10月の時点で診断にまでたどり着いたアンケートの回答者はそれほど多くなかったと推察されます。つまり、発症した人は「5人」ではなく、「少なくとも5人」ということになります。

重症者だから後遺症が残るというわけではなく、軽症者でも後遺症に苦しむ患者も少なくないと聞きます。重症化のリスクが少ないため気にしない若者が多いかもしれませんが、後遺症のリスクは知っておいたほうがいいのではないでしょうか。

21.6.10公明新聞にコロナ後のME/CFSの研究

6月10日付の公明新聞に、「コロナ後遺症対策急げ~慢性疾患との関係調べて」と題する記事が掲載されました。

6月9日の衆議院厚生労働委員会で公明党の伊佐進一氏は、新型コロナウイルス感染症から回復した後に一定の割合でみられる倦怠感などの後遺症への対策を巡って、原因不明の慢性疾患「ME/CFS」との関係性を調査研究するよう主張しました。

伊佐氏は国立精神・神経医療研究センターで後遺症が疑われる患者の中にME/CFSと診断されたケースがあるとして、研究を含めて対応を急ぐよう求めました。山本博司厚生労働副大臣は「スピード感をもって対応したい」と応じました。


21.5.14科学新聞にバイオマーカー発見の記事

5月14日付の科学新聞に、「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の新たなバイオマーカー発⾒」と題する記事が掲載されました。

国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部の佐藤和貴郎室長と山村隆特任研究部⻑らの研究グループは、ME/CFSの新たな免疫異常を発見し、血液診断マーカー候補を発見したと4月27日に発表しました。リンパ球の1つであるB細胞受容体(BCR)を解析することで、特定のB細胞受容体が患者で増加していることがわかり、客観的な診断法の確立につながる成果と期待されます。成果は国際科学誌「Brain Behavior and Immunity」に掲載されました。

ME/CFSは、発熱などの風邪症状を契機に突然発症することが多く、ウイルスや細菌が免疫系に作用することが発症に重要と考えられています。大規模な感染症流⾏後の集団発生が報告され、近年では03年にはカナダや⾹港でのSARS感染後の集団発生が報告。毒物への暴露や外傷などの後にも発症が確認され、いずれも免疫系への影響が考えられています。リンパ球の1つであるB細胞の除去が一部の患者に有効との報告も出されています。

これまで研究グループは、拡散尖度画像で同疾患の異常が検出できることを明らかにしていました。今回研究グループは、ME/CFSを神経免疫疾患として捉え、典型的なME/CFS患者と判断した37⼈の血液を採取。B細胞の特徴を調べるため、BCRの種類の頻度分布および、B細胞の1種であるプラズマブラストを解析しました。患者集団の平均年齢は約40歳で、発症から平均して約10年が経過し、⼥性が7-8割を占めていました。

B細胞は表面に抗体に対応したBCRを持ち、抗原が結合すると活性化。遺伝子再構成などの機構で多様なBCRが生み出されることで、多様な抗原への対応を実現しています。個⼈のBCRのコレクションはBCRレパトアと呼ばれ、遺伝子を指標にBCRファミリーに分類できます。BCR遺伝子を網羅的に解析することで、個⼈のB細胞が持つ様々な種類のBCRファミリーの頻度を解析でき、特定のBCRファミリーの増加は感染症や自己免疫疾患とそれぞれ相関があることがわかっていました。

そこで次世代シークエンサーを用いて、患者のBCRレパトアを解析し健常者(23⼈)と比較しました。その結果、患者集団と健常者集団ではBCRレパトアが異なり、患者集団では6つのBCRファミリーが有意に増加。これをもとにME/CFSの診断が可能か統計解析で調べると、従来の診断基準とあわせることで80%以上の確率で診断可能なことがわかりました。ほぼ同数の他の患者および健常者集団でも、この結果が再現されることも確かめした。

さらに感染症とBCRファミリーとの関係を調べると、IGHV3-30、IGHV3-30-3との相関が認められました。これらBCRファミリ-を持つ患者は、感染症を契機とし、かつ発症後の期間が比較的短かかったです。

またフローサイトメーターでB細胞の頻度を比較すると、患者群ではB細胞の頻度が有意に高く、なかでもプラズマブラストが患者の20%で増加。患者由来のプラズマブラストの網羅的遺伝子発現解析を行うことで、インターフェロン誘導遺伝⼦の機能が亢進していることがわかりました。インターフェロンはウイルス感染などで体内で産生されますが、患者のプラズマブラストはこの機能が慢性的に活性化している可能性が示されました。

COVID-19の後遺症の長期化には、ME/CFS発症も含まれるとみられており、今回の成果は治療法開発にもつながるものと期待されます。

21.5.11Medical &Test Journalに診断マーカー候補

5月11日発行のThe Medial & Test Journalに、「ME/CFSの診断、マーカー候補を発見~国立精神・神経医療研究センター」と題する記事が掲載されました。

国立精神・神経医療研究センターは4月27日、オンラインによる記者会見を開催し、ME/CFSの免疫バイオマーカーの候補を発見したと発表しました。血液中の「B細胞受容体レパトア」を次世代シーケンサーで解析する手法により、特定のファミリーが患者群で増加することを突き止めました。ME/CFSの発症原因は未解明のため、今後は病院などでの診断が可能になり、患者の救済につながるとして臨床導入を目指しています。

発表したのは、神経研究部特任研究部長の山村隆氏と、免疫研究部室長の佐藤和貴郎氏。成果は「Brain Behavior and Immunity」のオンライン版に掲載されました。概要を説明した山村氏は、血液や画像による検査では異常が検出されないため診断は病歴の聴取と臨床症状の評価に頼っている現状を紹介。「医療の均てん化、明確な疾患概念の確立などにつながる画期的な成果」と話しました。

研究グループは、次世代シーケンサーを用いた網羅的な「B細胞受容体(BCR)レパトア解析」を実施し、国際的に使用される診断基準を満たした患者群では、血中の「IGHV」というBCRファミリーが、健常者群よりも増えていることを確認しました。このファミリーの遺伝子を調べると「IGHV3-30」「IGHV3-30-3」などの出現頻度が、健常者群よりも有意に高いことも分かりました。別の集団を対象にした追加試験も実施。「再現性があることを確認した」(佐藤氏)としています。こうしたBCRレパトアの偏りが治療反応性と関連する可能性もあるとして、山村氏らは治療法の開発が進むことにも期待を寄せました。

毎年5月12日はME/CFSの国際啓発デーと定められており、山村氏は「その意味でも良いタイミングで論文を発表できた」と話しました。

21.6.1神戸新聞にB細胞解析で診断の可能性

6月1日付の神戸新聞に、「B細胞解析で診断可能に~筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」と題する記事が掲載されました。

長期間の強い疲労感や脱力などで、普通の日常生活を送れなくなる慢性疲労症候群は、いまだに診断が難しく、治療法の開発が進んでいませんが、このほど国立精神・神経医療研究センター神経研究所の山村隆免疫研究部部長は「この病気の新たな免疫異常を発見し、8~9割の精度で診断できることが分かった」と明らかにしました。

山村部長らはこれまでの海外を含めた研究から、ME/CFSを脳機能の異常や自己免疫疾患とも関連する神経免疫疾患としてとらえ、異物を攻撃する抗体を作るリンパ球のB細胞に着目して研究を進めました。B細胞は極めて多様な抗原に結び付くことができる受容体を表面に発現します。

免疫研究部の佐藤和貴郎室長らが、この受容体を作る遺伝子の多様性や偏りの違いを健常人と患者で網羅的に解析し、比較しました。その結果、患者ではいくつかの受容体遺伝子の頻度が高い集まりがあることが判明。次に頻度の違いから患者を当てられるかを追試すると、80%以上で患者を診断でき、再現性もあることが分かったといいます。

佐藤室長は「患者では特定の受容体遺伝子が血液中で増加していることが分かった。今後、診断の指標になりうると思う」と話しています。

21.6.1公明新聞にME/CFS診断法確立の研究

6月1日付の公明新聞の「新型コロナ そこが知りたい」のコーナーで、「感染後 体調不良が続く 筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の可能性も~原因不明の慢性疾患 治療法確立へ研究進む」と題する記事が掲載されました。

新型コロナウイルス感染の後遺症として、疲労や体調不良が長期間続く場合があり、その中に原因不明の慢性疾患ME/CFSとみられる例があると指摘されています。海外でも論文が発表され、国内では患者団体が研究の促進を求めています。

WHOで神経系疾患と分類されているME/CFSは、▽身体的・知的活動後に体が衰弱し回復に極端に時間がかかる(労作後の消耗)▽睡眠障害▽思考力・集中力の低下などが続きます。歴史的には、SARSなどウイルス疾患の流行後にME/CFSが集団発生しており、ウイルスや細菌が免疫系に作用することが発症に関係しているとも考えられています。

国立精神・神経医療研究センターの研究グループが4月27日、ME/CFS患者の血液を解析して新たな免疫異常を発見したと発表。客観的診断法の確立や治療薬開発への応用につながる可能性が示されました。

NPO法人筋痛性脳脊髄炎の会理事長は「診断基準の確立は、コロナ感染後に発症するME/CFSを早期に診断することに加え、指定難病の要件を満たす上でも重要だ。診断法の実用化と治療法開発を進めてほしい」と語っています。同会はHPでコロナ後遺症関連を含む各種情報を発信しています。

21.5.24大分合同新聞にB細胞解析で診断の可能性

5月24日付の大分合同新聞に、「B細胞解析で診断可能に~慢性疲労症候群」と題する記事が掲載されました。

このほど国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部の山村隆部長は「この病気の新たな免疫異常を発見し、8~9割の精度で診断できることが分かった」と明らかにしました。この病気は、ウイルス感染で集団発生することもあるとされ、今回のコロナ禍でも心配されています。

山村部長らはこれまでの海外を含めた研究から、ME/CFSを脳機能の異常や自己免疫疾患とも関連する神経免疫疾患としてとらえ、異物を攻撃する抗体を作るリンパ球のB細胞に着目して研究を進めました。B細胞は極めて多様な抗原に結び付くことができる受容体を表面に発現します。

免疫研究部の佐藤和貴郎室長らが、この受容体を作る遺伝子の多様性や偏りの違いを健常人と患者で網羅的に解析し、比較しました。その結果、患者ではいくつかの受容体遺伝子の頻度が高い集まりがあることが判明。次に頻度の違いから患者を当てられるかを追試すると、80%以上で患者を診断でき、再現性もあることが分かったといいます。

佐藤室長は「患者では特定の受容体遺伝子が血液中で増加していることが分かった。今後、診断の指標になりうると思う」と話しています。

21.5.31日本テレビ夜9時の番組に山村先生

5月31日(月)の日本テレビ「教科書で学べない 今そこにある危機」で、新型コロナウイルス感染症の後遺症が取り上げられ、国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部部長の山村隆先生が取材を受けました。

番組名: 「教科書で学べない 今そこにある危機」
放送日: 5月31日(月)21:00~22:54の番組の中で
テレビ局:日本テレビ

※大きな事件・事故が発生した場合には日程が変更になる可能性がありますので、ご承知おき下さい。

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