21.9.16朝日新聞にコロナ後のME/CFS②

9月15日から朝日新聞生活面の「患者を生きる」のコーナーで、「新型コロナ 強い疲労感」と題してコロナ後のME/CFSが取り上げられています。14日から4回の連載ですが、今回は16日の記事をご紹介します。

新型コロナウイルスに感染した後、体の強いだるさに悩まされていた40代の男性は、国立精神・神経医療研究センターの山村先生にME/CFSと診断されました。治療を始めて1ヶ月後の今年4月中旬、同様の症状がある患者で効果があったステロイドとリウマチの薬を併用する治療を始め、効果は明らかでした。

山村先生は「治療の方向性は見えた」と感じていましたが、治療が順調に進む中、男性は「クラッシュ」を起こしてしまいました。「クラッシュ」とは「労作後の消耗」のことで、症状が良くなったと思って無理をし過ぎると反動のように一気に症状が悪化することをいいます。治療の過程でよく起き、クラッシュの程度も、2,3日寝込む程度で済む場合もあれば、3カ月もトイレにも行かれない寝たきりの状態になる場合もあります。クラッシュを繰り返す人もいます。

男性は、日常生活での何げない行為や環境でのストレスの積み重ねでクラッシュしたと考えます。症状が再び悪化した男性は7月、約1週間入院し、新たな薬を加えるなどして治療しました。退院後は症状が3割ほど軽くなり、今後はこの治療を続ける予定です。

男性は自身の経験を踏まえ、「後遺症で本当に人生が変わってしまうことを知ってほしい。とにかく感染対策をしてほしい」と話します。