21.9.1NCNPニュースに新型コロナとME/CFS

国立精神・神経医療研究センター(NCNP)より、「NCNP診療ニュース」2021年9月号が発刊され、その6ページに「新型コロナウイルスの後遺症とME/CFS」と題する記事が、山村隆先生の写真と共に掲載されています。

「新型コロナウイルスに罹患したあと、長期間にわたって日常生活に支障を来す患者さんがいらっしゃいます。一番多い症状は倦怠感や集中力の低下で、仕事や学業を続けられないなどの深刻な問題が起こっています。以前から筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群(ME/CFS)という病気が知られていますが、ME/CFSでは疲労症状、睡眠障害、痛み、自律神経症状、光や音に対する過敏などの多彩な症状がみられます。ME/CFSはウイルス感染後に発症することが多く、新型コロナ感染でも、一部の患者さんがME/CFSを発症しているようです。ME/CFSは診断・治療の難しい病気ですが、脳画像検査や免疫検査(自律神経受容抗体検査、抗体遺伝子検査など)の結果から、神経と免疫に異常のある病であることが明らかになってきました。私たちは病態の解明や治療法の開発に向けて診療と研究を進めています。」

また、その下にはコロナ後遺症外来の案内も掲載されており、「当院の総合内科(脳神経内科専門医)の医師を中心にコロナ後遺症に悩む多くの患者さんやワクチン接種に関連する様々な身体的・精神的症状に対応していきます」としています。