21.2.8medRxivにドイツのCOVID-19とMEの論文

2月8日付のmedRxivに、ベルリンのシャリテー大学医学部より、「パンデミックのドイツの第一波後の慢性COVID-19症候群とME/CFS――最初の前向き観察研究」と題する論文が発表されました。

要約

目的:中等度から軽症のCOVID-19感染後に症状が継続している患者の臨床的特徴を評価し、慢性COVID-19症候群(CCS)への移行に関連する要因を探る。

対象者:2020年7月~ 11月にシャリテー疲労センターにおいて、主に軽症の新型コロナウイルスに感染6ヵ月後に継続した中等度から重症の疲労を訴える42名の患者。

結果:対象者は22~62歳までで中央値は36.5歳。女性患者は29名、男性は13名。急性期のCOVID-196ヵ月後に、全患者に疲労があった。他の最も多かった症状は労作後の消耗/体調不良(41名)、認知症状(40名)、頭痛(38名)、筋肉痛(35名)。ほとんどの患者の日常生活が中程度から著しく支障をきたしており、42人中19名がカナダの診断基準を満たしていた。これらの患者は診断基準を満たさない患者に比べ、更に強い疲労、ストレスに対する不耐性、より頻繁で長期に及ぶ労作後の消耗/体調不良、音・光・温度に対する過敏症を訴えた。健常者に比べ、ほとんどの患者で握力が低下していた。マンノース結合レクチンの欠乏がしばしば(全患者の22%)認められ、43%の患者でIL-8のレベルの上昇が見られた。

結論:感染6ヵ月後の慢性COVID-19症候群は多くの症状を呈し、 しばしば身体を衰弱させる疾患であり、我々の研究の約半数の患者はME/CFSの診断基準を満たした。メカニズムや臨床治験の研究が緊急に必要である。

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