21.7.12時事メディカルに若年のコロナ後遺症

7月12日付の時事メディカルに、「若年のコロナ、自宅療養例でも半数程度に後遺症」と題する記事が掲載されました。サブタイトルは「ノルウェー・軽症~中等症247例の追跡結果」

ノルウェーのUniversity of Bergen/Haukeland University HospitalのBlomberg氏らは、2020年2月28日~4月4日に、同国で軽症~中等症COVID-19を発症し自宅療養となった247例を追跡。感染から半年後も症状が持続していた患者は半数超に上り、16~30歳の若年者でも約5割がなんらかの症状を有していたとNature Medicineに発表しました。

感染後6カ月の時点で、全体の55%がなんらかの持続的な症状を有しており、最も多かったのは疲労感(30%)で、次いで味覚・嗅覚障害(27%)、集中力低下(19%)、記憶障害(18%)、呼吸困難(15%)の順でした。15歳以下の小児では持続的な症状を有する割合は13%、16~30歳では52%になんらかの症状が残存しており、最も多かったのは味覚・嗅覚障害(28%)で、次いで疲労感(21%)、呼吸困難(13%)、集中力低下(13%)、記憶障害(11%)の順でした。

Blomberg氏らは「長期的な呼吸困難や記憶障害などのリスクがあり、ワクチン接種をはじめとする感染症対策の重要性が浮き彫りになった」と結論。「自宅療養となった16~30歳の若年者が、感染から半年経過後も集中力低下、記憶障害、呼吸困難、疲労感などのリスクを有するというのは憂慮すべき結果であり、特に学生の場合は、これらの症状が勉強・学習の遂行を妨げる恐れがある」と懸念を示しています。