21.7.18Forbesに新型コロナ後遺症調査

7月18日付のForbesに、「新型コロナ後遺症、症状は200種類以上 半年後も働けない人が2割」と題する記事が掲載されました。

2019年12月~20年5月の7カ月間に56カ国の感染者およそ4000人を対象に行った調査の結果が、英医学誌ランセットの「EClinicalMedicine」に7月15日に発表されました。最も多くの感染者が経験していた後遺症は、「倦怠感、ブレインフォグ(脳の霧、頭がぼうっとする)、PEM(post-exertional malaise、軽い身体的、精神的活動の12~24時間以内にひどい倦怠感その他の症状に見舞われ、それが数日~数週間続く)」だといいます。

調査に協力した感染者のうち、感染から6カ月後も後遺症が続いていた人の症状は、平均14種類で、これらの人たちのほぼ半数(45%)が、こうした症状のために勤務時間を減らしており、およそ5人に1人(22%)は、仕事を辞めたり休んだりしていました。

新型コロナウイルスの感染時の症状の程度は、後遺症が起きる可能性と強く結び付いていないとみられます。つまり、感染の可能性が高い子供や若者、ワクチン未接種の人が感染し、こうした後遺症に悩む危険性は高いといえます。

論文の最終著者である英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのアクラミ助教(神経科学)は、今回の調査結果が明確にしたのは、呼吸器や循環器系にとどまらず、より幅広い症状に関して評価を行うための診療ガイドラインを策定することの必要性だと述べています。

新型コロナウイルスに感染した後の後遺症に悩む人が多いこと、すぐには関連性が分からない症状が多いことを考えれば、国内各地に専門の医療機関を置き、全国的なネットワークを築く必要があるといいます。