21.6.9伊佐議員が衆議院厚労委員会で質問

5月19日に続き、6月9日の衆議院厚生労働委員会において、厚生労働委員会理事である公明党の伊佐進一議員が、COVID-19とME/CFSの研究ついて質問して下さいました。伊佐議員はCOVID-19後の症状を経験した当事者として質問してくださいました。

伊佐議員:私は厚労省の後遺症に対する向き合い方に危機感を持っております。後遺症について、オックスフォードで23万人以上の方が対象に行われた研究では、34%に精神・神経系の病気があると診断されています。世界で色々な研究成果が出ている中で、いまだ厚労省は「いわゆる後遺症」としか言っていない状況です。各自治体では先んじて後遺症の相談窓口を作ったり、医療機関に研修をしようという動きがありますが、厚労省の答弁が足かせになっています。今月、後遺症の調査研究の結果が出ると伺っています。

健康局長:3つの研究班が走っており、今月中に研究成果の報告を目指しています。各地の取り組みについては、情報収集してよく勉強させて頂こうと思っています。

伊佐議員:さらに気になるのは、今回の3つの研究班に精神・神経疾患の専門家が入っていません。後遺症外来で約1500人を診てきたクリニックの医師によると、相談で一番多いのが倦怠感(93.4%)だそうで、ME/CFSになるとも伺いました。実際に国立精神・神経医療研究センターでは、血液検査でME/CFSを確定診断できるようになりましたが、後遺症の患者さんのうち30人をME/CFSと確定診断しています。

私はホテル療養が終わり保健所から明日から働いてもいいと言われましたが、倦怠感がありました。これからME/CFSが増えていくかもしれず、SARSやMERSの時も同じことが起こっています。アメリカではコロナとME/CFSの関係調査を1000億ドル使ってやろうとしています。これから後遺症で苦しむ人が増える中で、厚労省はしっかり取り組んで頂きたいですし、ME/CFSとの関連についての研究も含めて後遺症の対策に力を入れて頂きたいと思います。

山本博司厚生労働副大臣:ME/CFSとの関連も含め、調査研究を通じてその実態を明らかにすることが重要だと考えています。私もME/CFSの患者の方とお話しさせて頂いている経緯もあり、しっかり対応していきたいと思います。診療を行っている各学会の専門家の参画を得て、診療の手引き等を作成し、随時更新しています。科学的知見を積み上げていくことが大事だと思いますので、スピード感を持って対応していきたいと思います。

伊佐議員:良くなる方も悪化する方もおり、メカニズムを解明することが非常に大事だと思いますし、コロナ後遺症の方を救うだけではなく、ME/CFSそのものの解明、それ以外の精神・神経系の疾患の病気の解明にもつながっていくのではないかと思っていますので、宜しくお願い致します。