21.1.15NHK「ネタドリ!」でコロナ後遺症

1月15日にNHK「首都圏情報ネタドリ!」で、「感染拡大が止まらない “若い世代”に何が?」と題して、COVID-19の後遺症について取り上げられました。

新型コロナウイルスの感染が止まらない首都圏。その半数以上を占めているのが30代以下の若い世代です。重症化する割合が低いとも言われる若い世代。しかし、取材を進めると、コロナから回復した後に思わぬ影響を受けるケースもあることも分かりました。

首都圏に緊急事態宣言が出されて一週間、医療機関の逼迫の度合いは増しています。こういった中で最も大切なのが、若い世代の感染をどう抑えるかということです。東京で感染者の中で30代以下が半数以上を占め、この傾向が9月から続いています。

街中で30代以下100人に、感染をどれくらい恐れているかを聞きました。感染が怖いと答えたのは48人、どちらでもないと答えた人が43人、怖くないと答えた人は9人でした。更に詳しく聞いてみると、前回の緊急事態宣言の時よりもコロナが怖くないと回答した人が100人中60人、怖いと答えた人が24人、変わらないと答えた人が16人でした。

Kis-My-Ft2のメンバーの千賀さん(昨年11月に感染):自分がコロナにかかってしまい、直さなければならない部分でありますが、人にうつす可能性があることを認識した方が良いと思います。人にうつして、その方が重症化してしまったら、人のいのちをなくしてしまう可能性があり、殺しているのと同じだと思います。そういう意識で日ごろ生活していくと、意識はどんどん変わっていくのかなと感じます。コロナウイルスの脅威をしっかり認識することに尽きると思います。

日本感染症学会理事長の館田さん:前回より怖くないという人が増えていますので、少し慣れてきてしまい、油断してきている人が若い人の中で増えていると思います。

この1ヶ月で家族以外の人と会食したかどうか尋ねたところ、82人がしたと回答しました。回数は平均すると1ヶ月で6.3回で、週にすると1、2回。10回以上会食した人は19人でした。会食した人に何人で集まったかを聞いたとこと、平均で4.8人、4人以下と答えた人は56人でした。

若い世代は重症化する割合が低いと、感染症の専門家から言われてきていますが、回復した後でも長期にわたって影響を受ける人がいることも分かってきています。関東地方に住む20代の女性は、去年9月にコロナに感染しました。感染時は無症状でしたが、4ヶ月たった今、脱毛症状に悩まされています。

今、新型コロナから回復した後も長期間続く症状に悩まされる若い人が後を絶ちません。回復後も倦怠感や息苦しさ、脱毛、味覚障害を訴える人が相次いでいるといいます。患者の中にはこれまでの日常生活が送れなくなった人もいます。都内の高校に通うTさんは、味覚障害に加え倦怠感や息苦しさの症状があり、今も寝込んで起き上がれない日もあり、1ヶ月以上学校を休んでいます。

後遺症によって仕事にも大きな影響が出たという若者がいます。人材派遣会社で働くHさんが、新型コロナから回復したのは半年前。最初は我慢していましたが、日常の業務に体が耐えられなくなっていきました。気分が落ち込み、眠れない日が続いたといいます。心療内科を受診し、うつ状態と診断を受け、休職しました。同世代の若者に、新型コロナの怖さを知ってほしいといいます。

千賀さん:発症してから2ヶ月以上たっていますが、嗅覚障害は完全には治っていません。食事をする時に味覚はありますが、カツを食べてもゴムを食べているような感覚になります。

館田さん:コロナの後の問題が、世界中から報告されてきています。メカニズムは分かっていませんが、いくつかの可能性があります。このウイルスは、体の中の血管の細胞にも感染を起こして血栓を作りやすくさせます。また、血液の中のサイトカインが過活動になりサイトカインストームを起こし、それが後遺症につながっているということも考えられています。

館田さん:学校で子供同士が感染を広げるリスクは、かなり低く抑えられており、家に帰って両親から感染するというケースが多いことが分かっています。また、職場ではマスクをしながら静かに仕事に集中していますので、そこでの感染のリスクもそれほど高くありません。休み時間や終わった後に飲み会に行った時にリスクが高く、会食の場でもリスクが高いことが明らかになっています。