20.11.15英国保健サービスが後遺症クリニック

英国国民保健サービス(NHS)のHPに、「NHSは持続する症状に取り組むために40以上の「長引くCOVID」の専門クリニックを開始する」と題する記事が11月15日に掲載されました。

新型コロナウイルスに感染後数ヶ月たっても体を衰弱させるウイルスの影響に苦しんでいる何千という患者を助けるために、英国国民保健サービス(NHS)は40以上の「長引くCOVID」専門クリニックのネットワークを、数週間のうちに開設します。

11月末に開始される予定のクリニックは、長く続く症状を経験している患者の身体的及び心理的評価を行うために、医師、看護師、セラピスト、他のNHSのスタッフを集めます。英国で6万人以上の人々に影響を与えていると考えられている病態は、疲労、ブレインフォグ、息切れ、痛みなどを引き起こし得ます。

イングランドの国民保健サービスは、入院した患者、検査で正式に診断された患者、COVID-19に罹患したと考えるのが合理的である患者を診療する先駆的クリニックに、1000万ポンドを提供しました。開業医や他の医療従事者からの照会があればサービスにアクセスでき、脳卒中、肺がん、呼吸器系の疾患の疑いのような、様々な症状の裏に潜む他の原因を排除する機会を医師に与えます。

英国国民保健サービスは、「長引くCOVID」への国民保健サービスのアプローチの管理を助け、患者や医療従事者がコンディションについての理解を深めるためのインフォーメッションと教材を作成するために、患者、慈善団体、研究者、臨床医と共に新しいタスクフォースにも着手しました。

国民保健サービスの最高責任者であるサイモン・スティーブンス卿は、「『長引くCOVID』はすでに多くの人々の生活に深刻な影響を与えており、今後数十万人に影響を与える可能性があります。これらの『長引くCOVID』の先駆的クリニックは、今患者さんが直面している実際の問題に対処するのを助け、一方のタスクフォースは、国民保健サービスがコロナウイルスの持続的影響についての理解を促進するのを助けます」と語りました。

キングス・カレッジ・ロンドンの研究で、高齢者や女性、発症して一週間により多くの異なる症状が出た方のほうが、「長引くCOVID」を発症しやすく、10人に1人は感染後8週間たっても、この副次的影響を取り除くことができないでいることが分かりました。

さらに最新のエビデンスは、長引くCOVIDは4つの異なる症候群(集中治療後症候群、ウイルス感染後疲労症候群、恒久的な臓器障害、長期的COVID症候群)に分類できることも示しています。