20.12.4米国の患者会の国会議員への働きかけ

米国の患者団体The Solve ME/CFS Initiative (Solve M.E.)は12月4日に、米国与野党の4人のリーダー宛てに、長引くCOVIDの研究費を政府に求める手紙を送りました。20の団体が連帯して出された手紙は、ウイルス感染後の合併症を経験しているCOVID-19患者が増加していると警告を発しています。

20の主要な慢性疾患のステークホルダー団体はSolve M.E.と共に、米国国立衛生研究所(NIH)と疾病管理予防センター(CDC)が「長引くCOVID」患者のウイルス感染後の合併症の研究をするために、政府が数百万ドルの研究予算をつけるように力強く要請しています。

ME/CFS、自律神経失調症、マスト細胞活性化症候群、体位性頻脈症候群などの、誘因がウイルスと関連していることで知られる慢性疾患の研究の重要性を、この手紙は強調しています。手紙の共同著者は、Solve M.E.、公衆衛生審議会、全米女性機構、#MEAction、オープン・メディスン・ファウンデーション、自律神経失調症インターナショナル、マスト細胞活性化症候群学会、ボディー・ポリティック、COVID-19が長引く人々の啓発プロジェクト、米国医療女性協会、ウイメンズヘルスのナース・プラクティショナー、ヘルシー・ウイメン、ベートマン・ホーン・センター、神経免疫医学研究所、パンドラ・オーグ、ミネソタME/CFS連合、シェーン財団、マサチューセッツME/CFS&FM協会、米国自律神経失調症研究所等です。

「予備的エビデンスは、感染の重症度に関わらず、500万人に近いアメリカ人が長引くCOVIDを経験することで、ウイルス感染後慢性疲労の危機を引き起こす可能性が高いことを示唆しています。Solve M.E.とステークホルダー同盟は、急速に増加している患者達の健康問題に対する研究のために、NIHとCDCに新たな研究費の支援をするよう、政府に要求しています」と、Solve M.E.の最高経営責任者であるオヴェド・アミタイは語りました。

推定で320万人のアメリカ人が長引くCOVIDの症状によって一時的、或いは永続的に障害を負う可能性があることについて、国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士等の、主要な公衆衛生当局者からの警告を手紙の中で引用しています。ウイルス感染後の急性呼吸促迫症候群の患者の66%は、12ヶ月後に極度の疲労を経験していると報告していることを研究は示しており、長引くCOVIDの症状はME/CFSを強く連想させるとするファウチ博士の解析と一致しています。これらの警戒すべき統計は、長引くCOVIDに対する予算、研究、診断、治療の緊急の必要性を明確に示しています。

長引くCOVIDの合併症に十分に対処するためには、政府は今すぐに下記の研究費を充てなければならないという意見で、慢性疾患の専門家は一致しています。

・1億1,000万ドル:長引くCOVIDの共同研究センターと中核的研究拠点の創設
・6,000万ドル:ウイルス感染後の疾患の研究を拡大するために
・350万ドル:医療提供者や第一線の医療従事者のための長引くCOVIDについてのガイダンス開発や発行のために
・30万ドル:データの統一を確立するために専門家やステークホルダーを招集するために

「この危機的に重要な研究が直ちに開始できるよう、国会の予算プロセス、又はCOVID-19救済措置の形で、この予算がNIHとCDCに配分されるように強く奨励します」とアミタイ氏は語りました。

※英語の原文はこちらからご覧頂けます

※手紙の原文(英語)はこちらからご覧頂けます