20.11.12MedscapeにCOVID-19後の疲労

11月12日付のMedscapeに、「COVID-19患者の半分が継続的な疲労を報告していることを研究は示している」と題して、11月9日付のPLOS Oneの「新型コロナウイルス感染後の持続的疲労は初期感染の重症度に関わりなくよくみられる」と題する論文の内容が紹介されました。

PLOS Oneに発表された新しい研究によると、COVID-19の感染から回復した人の半分以上は、数週間たっても疲労を報告しています。感染の重症度に関わらず、約52%はCOVID-19発症後10週間たっても極度の疲労を感じていると答えています。「長引くウイルス感染後疲労による負担は、生活の質を損ない、個人・雇用主・医療制度に対して大きな影響を与えるでしょう」と、ダブリンのトリニティ・カレッジの研究者達は書いています。

研究者達は、ダブリンの聖ジェームス病院でCOVID-19の治療を受けた128人の患者さんを調査し、感染後10週間までの疲労スコアを評価しました。約52%が身体的にも精神的にも疲労の基準を満たしていました。特に女性の方が持続的疲労を報告する人が多い傾向がありました。全体として、患者の疲労のレベルは、一般の人の典型的なスコアよりもずっと高かったですが、慢性疲労症候群に使われる診断基準よりも低かったです。

約半分の患者はCOVID-19のために入院し、半分の患者はウイルスの治療薬を摂取していましたが、研究者達は、持続的疲労と入院、又は病気の重症度との関連を見出せませんでした。この持続する疲労は、COVID-19から回復する人々にとって重大な懸念となる可能性があると、研究者達は書いています。調査時には、約3分の1の回答者が、仕事に戻っていませんでした。「ディコンディショニング(長期間の安静・臥床の結果、運動能力の低下・身体調節機能の異常が生じること)を防ぐために、ウイルス感染後4週間で復職するよう推奨されていることを考えると、これは特に懸念されます」と研究者は書いています。

※英語の原文はこちらからご覧頂けます