19.9.20MDPIにME/CFS患者の医療的理由の退職

2019年9月20付のMDPI(スイスの出版社)に、「ME/CFS患者に対するワーク・リハビリテーションと医療的理由での退職:診断戦略のレビューと評価」と題する記事が掲載されました。

要約
ME/CFSは、相当な数の患者が深刻な機能障害や勤労不能に至ります。仕事を継続又は職場復帰する患者の大多数が、身体的に負担のより少ない仕事において、フルタイムではなくパートタイムで働いています。患者が2~3年以上病気のために長期に休職した場合、職場復帰の予後は悪いです。発症した時により年齢が高く重症であれば、雇用の成果はより悪くなります。認知行動療法と段階的運動療法によって、働く能力が回復することはありません。その結果、職種に比較した障害の重症度と、発症後の改善具合の組み合わせで決まる退職方針の要件によって、多くの患者は最終的に医療的な理由で退職します。しかし、効果的な治療法がない中で、慢性的で深刻な就労不能に陥らないように、産業医や他の医師にできることが一つあります。発症時から強制的な休養期間が与えられた患者の予後が一番良く、さらに、働いている、又は職場復帰する患者が、努力できる以上のことをするよう強制されないようにして、ぶり返しや長期にわたる病気休職、医療的理由での退職を防ぐべきです。

※英語の原文はこちらからご覧頂けます