20.8.19朝日新聞に元コロナ患者の苦しみ

8月19日付けの朝日新聞に、「元コロナ患者、退院後も苦しむ~上司『感染言わないで』」と題する記事が掲載されました。3月にCOVID-19で入院した朝日新聞記者が、病室で同室だった3人の元患者に話を聞きました。

都内の学童保育施設で非常勤職員として働く女性(60代)は、退院1ヶ月後に医師から働く許可がおりましたが、職場の上司から感染者数が減るまで自宅待機を求められ、さらに3週間出勤できませんでした。感染したことを絶対に言わないことも念押しされ、「子どもと関わる仕事をする人が、コロナにかかったことが知れ渡ると不安に思う人がいる」というのが理由でした。

教員として働いた経験もある女性は、自分の教え子たちに「誠実に、正直に生きなさい」と教えてきたのに、コロナにかかったことを隠し生活しています。「差別しないように教えなければならない自分が、いつまでウソをつき続けなければならないのかと考えるとつらい」

別の元患者の女性(62)は、、新型コロナによる嗅覚障害が続いています。気管支喘息の持病のある女性は、重症患者として治療を受け、軽症者用病室に移っても人工呼吸器をつけていました。勤めていたコールセンターに出勤できるようになったのは、4月末に退院してから2ヶ月後。「咳が出るようなら出社しないでほしい」と言われましたが、「喘息だからどうしても出てしまう」と戸惑いを隠しません。

都内で飲食店を経営する女性(46)は、感染当時からSNSで症状や思い当たる感染経路を発信し、4月に退院後は目立った後遺症もなく、店の再開を準備してきました。再開をSNSで告知したところ、常連客から「感染者なんだから、軽々しくお店を開かない方がいい」「再開時点の陰性証明を出さなければ」と言われました。しかし、女性は感染の経験を伝えていくつもりといいます。