20.8.19Yahoo NewsにCOVID-19とMEの記事 

8月19日付のYahoo Newsに、「コロナ感染で入院した患者の過半数が訴える疲労感…背景で囁かれる意外な病名」と題する記事が掲載されました。新型コロナの後遺症として、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)を発症する可能性について書かれています。

国立国際医療センターが7月7日までに新型コロナと判定された全国の入院患者を対象にした死亡率は7.5%。一方、2009年に流行した新型インフルエンザのそれは0.16%で、死亡リスクは決して低くありません。しかも、世界中で新型コロナウイルス感染後の後遺症が注目されはじめており、厚生省も8月から研究に着手しています。

7月に「米国医師会雑誌(JAMA)」に発表された、イタリア・ローマのジェメッリ大学病院の調査結果では、患者143例において新型コロナ感染症発症から約2カ月の時点で87.4%の患者が何らかの症状があることが報告されました。米国での3~5月にかけての350例の入院患者でも、3週後に正常化は39%にすぎないと報告され、外来患者292例でも、正常化は65%でした。

ジェメッリ大学病院の調査対象となった患者の平均入院期間2週間。無症状は18例(12.6%)、患者の44.1%でQOLの低下が見られ、特に倦怠感(53.1%)、呼吸困難(43.4%)、関節痛(27.3%)、胸痛(21.7%)が目立ちました。

「倦怠感を引き起こす病気は様々ありますが、現時点で新型コロナの後遺症に関係するとみられているのが、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の発症です、ドイツでも4月にCOVID-19により死亡した6人の病理解剖検査で、何と全員に脳炎と髄膜炎が認められたとのことです。生前に診断がつかない脳髄膜炎がこのような症状に関係しているかもしれません」と東丸・東邦大学名誉教授は語ります。