20.8.17Care NetにCOVID-19の6つのタイプ

英国キングス・カレッジ・ロンドン(KCL)からの報道発表(7月28日)が、8月17日付けのCare Netに、「新型コロナウイルス感染症には6つの“タイプ”がある?」と題して紹介されました。

COVID-19には、特定の症状クラスターにより明確に区別できる、6つの“タイプ”があるとする研究結果が、英キングス・カレッジ・ロンドンにより報告されました。それぞれのタイプは、重症度や入院中の呼吸の補助の必要度も異なることも明らかになりました。

機械学習のアルゴリズムを用いて、COVID-19と診断され、3~4月に症状を報告した英国および米国のアプリ使用者1,653人のデータセットを解析した結果、病状の進行過程のある特定の時点で生じている症状により、COVID-19を6つのクラスターに分類できることが分かりました。

6つの症状クラスターを重症度の低い順から並べると、以下の通りです。

1)発熱を伴わないインフルエンザ様症状:頭痛、嗅覚障害、筋肉痛、咳、喉の痛み、胸痛、発熱なし。
2)発熱を伴うインフルエンザ様症状:頭痛、嗅覚障害、咳、喉の痛み、嗄声、発熱、食欲不振。
3)消化器症状を伴う症状:頭痛、嗅覚障害、食欲不振、下痢、喉の痛み、胸痛、咳なし。
4)重症度1(倦怠感):頭痛、嗅覚障害、咳、発熱、嗄声、胸痛、倦怠感。
5)重症度2(錯乱):頭痛、嗅覚障害、食欲不振、咳、発熱、嗄声、喉の痛み、胸痛、倦怠感、錯乱、筋肉痛。
6)重症度3(腹部・消化器症状):頭痛、嗅覚障害、食欲不振、咳、発熱、嗄声、喉の痛み、胸痛、倦怠感、錯乱、筋肉痛、息切れ、下痢、腹痛。

研究者は、「COVID-19の発症5日目に、患者がどのクラスターに分類されるのかを予測できれば、サポートの提供、血中酸素濃度や血糖値の監視、適切な水分補給といった早期介入を行う時間を持つことができる。このような簡単なケアが、患者の入院を防ぎ、命を救うことにつながる」と述べています。