20.7.24日本テレビで新型コロナ後遺症

7月24日(金)に日本テレビの「ミヤネ屋」で、「新型コロナ 陰性後続く後遺症」と題して、COVID-19の後遺症について取り上げられ、後遺症に似た病気として慢性疲労症候群も取り上げられました。

司会:新型コロナウイルス患者の8割は軽傷といわれていますが、後遺症と思われる方に話を聞くことができました。
ナレーション(N):4月1日にPCR検査を受け、7日に陽性が確認された21歳の大学生Aさんは、感染前に持病などもありませんでした。自宅療養後、4月29日に入院。その後2度のPCR検査で陰性が確認され、5月9日に退院しましたが、今も後遺症に苦しめられ、2週間に一度通院し、大学も休学して実家で療養しています。退院3週間後の診断書には、その後も微熱、倦怠感、頭痛等の症状が持続しており自宅療養が望ましいと書かれていました。

Aさん:37度前後の熱、頭痛、倦怠感、湿疹、嗅覚障害、胸の痛み、血管痛などが続いています。こんなに苦しい思いをした病気は初めてでした。血管や呼吸困難も、40.5度以上の熱が出て本当につらかった。陰性になったからといって、治らないと改めて思いましたし、いつ治るかわからないという恐怖感はあります。1ヶ月くらい前までは寝たきりで、トイレとご飯とお風呂くらいしか動けない生活。今でもベッドから起き上がれないほど倦怠感が起き、社会復帰は難しいと思う。

N:首都圏に住む10代の学生Bさんも、4月1日に陽性診断を受け、その後入院やホテルでの療養が続き、5月13日に陰性が確認され自宅に戻りましたが、毎日発熱などの症状があり、4月以降学校には一度も登校できていません。

Bさん:倦怠感や手足の湿疹、少し動いただけで息切れがし、痙攣発作のようなものも。匂いが感じられず、食欲が落ち、感染前よりも10キロ近く減少。これからも病気にかかりやすくなったり、身体も弱くなっていくのか心配です。若い方は統計的に重症化する方は少ないかもしれませんが、軽症でも僕のように長期間後遺症のような形で症状が残ったりする人も多くいるのです。

専門医:皆さん共通して肺の機能がなかなか戻りません。軽症の方や、もしかしたら無症状の方にも後遺症が少し出るかもしれません。
司会:自治医科大学付属さいたま医療センター副センター長によりますと、重症患者が少なくても安心できず、軽症者の中にも後遺症に苦しむ人がいるということです。後遺症の原因を究明すると加藤厚労大臣が発表しています。

アシスタントイタリア・ローマの大学病院の論文の発表によると、発症から2か月たった患者さん143人を調べたところ、87.4%が何らかの症状を訴え、一番多いのが倦怠感で53%、続いて呼吸困難、関節痛、胸の痛みだったそうです。

専門医:若い人でも、本来ウィルスはなくなったのに、何らかの症状が続いて仕事に復帰できなかったり、すっきりしない状態を引きずっておられる方がいらっしゃいます。このウィルスは、舌や鼻の粘膜でかなり増えやすく、そこにある細胞を壊してしまい、味覚の細胞、匂いを感じる細胞が壊れてしまいます。肺の方では間質性肺炎になりますが、治ってもそのあと線維化を起こし、肺は元通りにはなりません。炎症を治す過程で身体の反応として繊維化が起こり、硬くなった肺はなかなか元には戻りません。ただ肺全体が線維化するのと、肺の一部が線維化するのとでは全然その方の症状は違います。ウィルスだけが原因というよりは、炎症が原因です。

専門医:検査で陰性が出た後は、ウィルス自体が悪さをして症状がずっと続いているわけではありません。炎症の治癒の過程がずっと続き、似たような病気で慢性疲労症候群というのがあります。これも何らかのきっかけがあって、痛みやすごい倦怠感が長く続きます。必ずしも新型コロナウィルスだけで起こるわけではないですが、発症頻度がかなり高いと思います。SARSの後、色々な後遺症が長く続いたという報告も確かにあります。

司会:若い方でも後遺症らしきもので苦しむ方がいるのですから、油断はしてはならないですね。