20.7.27ファウチ博士:COVID-19後にME発症

7月27日に国際的なME/CFSのアドボカシー団体MEActionのHPに、「アンソニー・ファウチ博士はCOVID-19後症候群はMEを強く連想させると語る」と題する記事が掲載されました。アメリカ国立衛生研究所(NIH)の国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長であり、米国におけるホワイトハウス・コロナウイルス・タスクフォースの主要メンバーの一人であるアンソニー・ファウチ博士が、COVID-19後にMEを発症する可能性について繰り返し発言していることが取り上げられました。

ファウチ博士は一般の人々に対して、COVID-19患者は感染後にME/CFSを発症するリスクがあると、繰り返し警告しています。7月27日現在で、3つの異なる機会にこのことを公に述べました。

「ウイルスが取り除かれた後でも、ウイルス感染後の様々な症状があります。多くの人が電話をしてきて、経過について話してくれるので知っています。著しくME/CFSに似た、ウイルス感染後症候群の人がどんなに多くいるかは驚くほどです」と、ファウチ博士は7月17日にMedscapeの取材に答えました

ファウチ博士は、フェイスブックのCEOのマーク・ザッカーバーグ氏の取材の際に、この警告を再び繰り返しました。「ウイルスが取り除かれ検査が陰性になり、もうウイルスがいなくなっても、ME/CFSとほぼ似たように、何週間も具合が悪さが続く可能性があり、若者も甘く見るべきウイルスではありません」と語りました。

7月9日に開催された国際AIDS学会のCOVID-19の記者会見において、#MEActionのニューヨークのリーダーでありMEとHIVの活動家であるテリー・ワイルダー氏の質問に、ファウチ博士は答えました。ワイルダー氏は、COVID-19後の症状が「長引いている人々」が、ME/CFSを発症するリスクに対して、NIHは何をしているのかを尋ね、MEの研究予算が非常に少ないことや、MEをどう治療したら良いか分かっている医療従事者が少ないことを指摘しました。ファウチ博士は、ワイルダー氏の質問はとても適切だと答えました。

「何人かに聞いた話を基にすれば、いわゆる回復してウイルスが取り除かれた後に、何週間にもわたって多くの点で普通には生活できなくなってしまうウイルス感染後症候群にかかっている人が相当数いることは、疑いようもありません。回復したけれども、ME/CFSを強く連想させる症状があって、普通の生活に戻れない人々がいるのが分かります。ブレイン・フォグ(脳の中に霧がかかったようで頭が働かない)、疲労、集中力低下などで、これは恐らくCOVID-19に関連したウイルス感染後症候群でしょうから、我々は本当にこのことに真剣に目を向ける必要があります」と、ファウチ博士は続けました。

CNNはすでにこの応対について、2ヶ所で報道しています。

※英語の原文はこちらからご覧頂けます