20.7.9JAMAにCOVID-19の後遺症の記事①

7月9日付の米国医師会誌(JAMA)リサーチレターに、「急性COVID-19後の患者の持続的な症状」と題する記事が掲載され、7月14日付けの「Care Net」で紹介されました。

COVID-19では、回復後もしつこく残るだるさや息苦しさを訴えるケースが多くみられる。イタリア・ローマの大学病院Agostino Gemelli University PoliclinicのAngelo Carfi氏ら研究グループは、COVID-19回復後に退院した患者の追跡調査を行った結果、COVID-19発症から約2ヵ月の時点においても87.4%の患者が何らかの症状があることがわかった。COVID-19を巡って著者らは、退院後も継続的なモニタリングを行い、長期に渡る影響についてさらなる検証を進める必要があるとしている。

本研究では、2020年4月21日~5月29日までの間に、COVID-19から回復し、退院した患者143例について追跡調査を実施した。

主な結果
・患者143例の平均年齢は56.5歳、男性90例(63%)で女性53例(37%)
・COVID-19症状発現から平均60.3(SD 13.6)日後の評価時点で無症状だったのは18例(12.6%)で、患者の32%は1~2つの症状があり、55%は3つ以上の症状が見られた
・患者の44.1%でQOLの低下が見られ、とくに倦怠感(53.1%)、呼吸困難(43.4%)、関節痛(27.3%)、胸痛(21.7%)を訴える人の割合が高かった。このほか、咳、嗅覚の異常、ドライマウス/ドライアイ、鼻炎、目の充血、味覚の異常、頭痛、喀痰、食欲不振、咽頭痛、めまい、筋肉痛、下痢といった症状を訴える患者もいた
・本研究では、COVID-19から回復した患者の87.4%が何らかの症状を有していた

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