20.7.9JAMAにCOVID-19の後遺症の記事②

7月9日付の米国医師会誌(JAMA)リサーチレターに、「急性COVID-19後の患者の持続的な症状」と題する記事が掲載され、7月13日付けのYahoo Newsで「イタリアのコロナ入院患者、発症から2ヶ月後も8割近くに後遺症」と題して紹介されました。

イタリアで新型コロナウイルスに感染して入院した患者のうち、約80%程度には発症から平均60日後にも、依然として新型コロナウイルスへの感染が原因とみられる症状が残っていたことが分かった。

米国医師会発行の医学誌JAMAに掲載された研究結果は、ローマのジェメッリ大学病院の医師らの調査に基づくもの。陰性となり退院した患者のうち143人の調査対象者の入院期間は平均2週間で、このうち28人が侵襲的陽圧換気法、または非侵襲的陽圧換気法の処置を受けていた。

退院時点で、半数以上が「倦怠感」、43%が「息切れ」を訴え、ほぼ3分の1に「関節の痛み」、22%に「胸の痛み」があったという。また、発症から2カ月後の時点で、感染の関連症状がなくなっていたのは、患者のわずか13%。半数以上には3種類以上の症状がみられ、44%が「生活の質が以前より悪くなった」と答えていた。

この研究で調査対象とした患者の年齢は、19~84歳。平均年齢は56.5歳だった。この結果で注意すべき点は、COVID-19で「入院した患者」のみを対象としており、入院の必要がなかった患者たちとは、受ける影響が異なっている可能性があることだ。

それでも、COVID-19患者からウイルスが検出されなくなった後も、長期にわたってその人に後遺症が残る場合があることはすでに確認されており、数多くの医師たちが、警告を発している。そして、新型コロナウイルスがもたらす影響については今後、急性・慢性のどちらの症状についても、より詳しく研究する必要があると訴えている。

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