20.7.10CNNニュースにCOVID-19後不調の記事

7月10日付のアメリカのCNNニュースに、「3月から新型コロナウイルスの症状と闘うオレゴン州の女性」と題する記事が掲載されました。これと関連して、アメリカの国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長であるアンソニー・ファウチ博士がCOVID-19後に長引く症状は筋痛性脳脊髄炎(ME)の症状に似ていると発言したことが取り上げられました。

オレゴン州に住む37歳のチェルシー・アリオナーは、新型コロナウイルスの症状と4か月以上闘っています。「クリニックへの通院や2、3日前に病院に行った以外、ほとんど家から出ていません」と語ります。彼女の話は、「このウイルスは呼吸器系以外にも、長期にわたる様々な症状が続く可能性がよくある」と専門家達が言ってきたことを説明しています。

アリオナーは3月9日に頭痛の後に微熱が出たのが、試練の始まりでした。30日後に検査で再陽性の結果が出て、その後症状は増えていきました。左耳の聴覚喪失、呼吸困難や口の渇き、「COVID・ブレイン」と自分で呼んでいる短期記憶力低下にも苦しみました。時に、エスプレッソを飲んだ後のように、アドレナリンが体中を駆け巡るように感じました。怖いほど脈が速くなることも経験しています。睡眠障害はよく起こり、文章を言おうとして言葉が出てこない時もあります。

彼女が対処するのに役立ったのは、「長引くCOVIDと闘う人達」のためのフェイスブックのグループでした。彼女は70か国のメンバーがいるこのグループの管理者です。「今まで経験した何よりもはるかにつらかったです。」

アリオナーの件には直接コメントしませんでしたが、国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士は木曜日(9日)に、国際エイズ学会が主催した記者会見で、一部の患者は新型コロナウイルス感染後に長期にわたる疲労症候群を発症するエビデンスがあると語りました。「COVID-19に関連したウイルス感染後症候群であろう。」以前は慢性疲労症候群と呼ばれていた筋痛性脳脊髄炎(ME)患者の症状に似ていると語りました。

「何人かに聞いた話を基にすれば、いわゆる回復後に何週間にもわたって、多くの点で普通には生活できなくなってしまうウイルス感染後症候群にかかっている人が相当数いることは、疑いようもない。様々なチャットグループがあり、クリックして見ると、回復したけれど普通の生活に戻れない人々がいるのが分かります」とファウチ博士は語りました。彼らは、MEの症状に似ているブレイン・フォグ(脳の中に霧がかかったようで頭が働かない)、集中力低下、疲労などを報告しているとも語りました。

※英語の原文はこちらからご覧頂けます