20.6.10Bloomberg TVでCOVID-19後の症状

6月10日(水)にBloomberg TV(アメリカで1994年に開局)から、「いつまでも続くCOVID-19の症状」と題するニュースが放送されました。COVID-19後もブレイン・フォグ(頭の中に霧がかかったようで働かない)、慢性疲労、体調不良、リンパ節の腫れなどのME/CFSを思い起こさせる症状がいつまでも続くといいます。

米国国立衛生研究所(NIH)におけるウイルス感染後疲労症候群の包括的研究の主任研究者であるアビンドラ・ナス先生は語ります。

「私達は長い間、COVID-19は一度かかればそれで終わりだと思っていたのですが、そうではありませんでした。今では何千という患者が、症状が持続するという現実を訴えています。熱は下がり、咳などの他の症状は治っても、今度は他の症状が出てきます。よく見られる症状は、ブレイン・フォグ、慢性疲労、体調不良、リンパ節の腫れ等のようで、これらの症状は私達がME/CFSと呼んでいる病気を思い起こさせます。それは驚くようなことではなく、多くのウイルス感染がこの病気に関連しているからです。」

字幕【COVID-19は、脳卒中や脳内出血などを含む、他のもっと稀な合併症とも関連しているかもしれません】

「こうした合併症は、感染後期に起きており、免疫系の関与を示唆しています。ウイルスが入り込み、免疫が過活動になり、様々なタイプの神経症状を引き起こす原因になりえます。」

字幕【ナス先生は、これらの合併症は、ウイルス感染後症候群がどのようになぜ起きるのかを知る良い機会となると語ります】

「患者を診療する時には、何に感染したのかが分からず、ウイルスも特定できない場合が多いです。どのウイルスにかかっていたかを特定するには遅すぎるのです。でも今はそれは言い訳になりません。どのウイルスが原因であるのかを正確に知っていますし、どういう症候群であるかも、その間に何が起きたのかも厳密にわかっています。これは不幸な事態だと思いますが、、本当に長い間できなかったこれらの病気を理解するために、この機会を有益に使うことができます。」

字幕【米国NIH臨床センターのアンソニー・サルレディニ先生は、COVID-19が心臓、肺、腎臓に与える影響を追跡する研究に取り組んでいます】

「2つの患者グループを研究します。急性の患者さん達のグループは、発症時から経過を追い、1年後の症状まで見ます。他の病院で治療を受けた患者さんのグループは、急性期後に登録し、心臓や肺、腎臓の機能についての予後を見ます。」

字幕【サルレディニ先生は、COVID-19の様々な症状の患者の結果を比較しようとしています】

「重態の患者だけを登録するのではなく、感染した可能性のある若い人にも非常に関心があります。彼らは嗅覚や味覚を失い、熱もあって悪性のインフルエンザにかかったように感じた後、良くなります。予後はどうか、どうやって良くなったのか、同じような年代の患者で良くならずに衰弱し、集中治療室に入る患者とどこが違うのかを見ることにも非常に関心があります。」

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