18.9.21日本神経免疫学会で山村先生発表

18.9.21日本神経免疫学会で山村先生発表9月20日~21日に福島県の郡山市中央公民館・郡山公会堂において、第30回日本神経免疫学会学術集会が開催されました。国立精神・神経医療研究センター(NCNP)神経研究所免疫研究部の山村隆部長は、「免疫性神経疾患の Emerging topics~Emerging topics of neuroimmunological disorders」と題するシンポジウムにおいて、「神経免疫疾患としての筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」と題して発表して下さいました。シンポジウムには200名以上の参加者があり、関心を持って聞いて頂きました。

ME/CFSが神経系と免疫系にまたがる疾患であることが、国内外で明確になりつつあり、神経免疫学会の取り上げるテーマとして相応しいこと、NCNPの佐藤先生や東北大学の小野先生と共同で進めている、さまざまな免疫細胞の数の測定や機能の評価、次世代シークエンサーを使ったレパトア解析で明確な異常が出たこと、ME/CFSの客観的な診断法の開発にかなり近づいたと思われることなどをお話し頂き、従来の偏見や誤解に惑わされることなく、この疾患を学会としても真剣に研究するべきだと主張して下さいました。明解にME/CFSの実態や研究の進展について紹介して頂けたことは、画期的なことでした。

質疑応答の時間には、「この病気の診断は難しい。精神科の疾患にかかっている患者さんが紛れ込む事が多いが、どうすれば良いか」「ボルナウイルスのような感染がないか、遺伝子解析等で調べたことがあるか」、「山村先生にこのような発表をして頂いて嬉しい。ME/CFSは著しい睡眠障害を伴うことが知られており、睡眠障害の研究家は関心を持っている。どのくらいの患者さんで、どのような睡眠異常が現れるのか」などの質問が出されました。

9月20日にはNCNPの佐藤和貴郎先生が、ワークショップ 1・2017 年研究創世賞セッションにおいて、「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の末梢血リンパ球解析─B細胞受容体レパトアの偏倚の同定─」と題して発表して下さいました。

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