17.11.27ニューヨークタイムズにME/CFSの記事

11月27日付けのニューヨークタイムズに、「慢性疲労に対する新しい認識」と題する記事が掲載され、現在、ME/CFSの根治薬として知られているものは存在しないこと、運動は逆効果であると認識されていること、米国疾病管理予防センター(CDC)と英国国立医療技術評価機構が、症状の管理のためのガイドラインを改定中であることなどが書かれています。

長年、この病気は精神的疾患として扱われてきましたが、今では主要な保健機関は長期にわたる深刻な病気と認識しています。学術論文中では一般的に筋痛性脳脊髄炎と呼ばれ、ME/CFSと書かれると同時に、医療関係者がどのように治療にアプローチするかに関しての大きな転換が進行中です。長年、運動によって症状が改善するとアドバイスされてきましたが、それは効果がないだけではなく、逆効果であると今では認識されています。歯磨きのような最小限の活動によってさえ、この病気の中核症状である身体を衰弱させるほどの疲労を引き起こしえますので、通常、運動は症状を悪化させるだけです。米国疾病管理予防センター(CDC)と英国国立医療技術評価機構は、症状の管理のためのガイドライン改定中で、このことは長年の懸案事項でした。

実際の症状を伴う深刻な生理学的疾患に苦しんでいると認められるように取り組んできた患者達にとって、医師がこの問題を真剣に受け止め、症状軽減のための治療法に対して、エビデンスに基づくアプロ―チを処方するようになることが目標です。CDCは、発症前は問題を引き起こすことのなかった身体的又は知的活動の後に、症状が悪化すると説明しています。最小限の労作後ですら、患者は「クラッシュ」又は「衰弱」しがちで、回復には何日も、何週間も、あるいはそれ以上かかることがあります。食料品の買い物、学校行事への出席、食事の支度、シャワーを浴びるなどの日常の活動後でさえも、ベッドで休養せざるを得なくなりえます。

現在、ME/CFSの根治薬として知られているものは存在しませんので、患者は根治させるかのように主張するいかなる治療法にも慎重であるべきです。「クラッシュ」する危険を減らすために、いつもより体調が良い時に、多くのことをやり過ぎないようにしましょう。

ニューヨークタイムズの記事の原文はこちらからご覧頂けます

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