16.8.23ME/CFS国際学会のメインスピーカー

Fort-Lauderdale-Westin国際ME/CFS学会は、2年に一度、ME/CFS国際学会を開催します。今年10月27日~30日に米国のフロリダ州において、第12回ME/CFS国際学会(臨床・研究)が開催されますので、学会のメインスピーカーをご紹介致します。

米国国立衛生研究所(NIH)のウィットモア博士が、「NIHにおける新しいME/CFSの研究の動向」と題して基調講演をされ、ノルウェーのリツキシマブの主任研究者であるFluge博士が主題発表を行います。このことは、ME/CFSに対する根治薬の開発に、世界中の研究者の関心が集まっていることを物語っています。また、ME/CFSの研究者の中で大御所と目されている、コマロフ・ハーバード大学教授が、学会の最終日の総括を行います。なお、コマロフ先生には、10月23日に開催する当法人主催の国際学術シンポジウムにおいて、基調講演をして頂きます。

ウィットモア博士は、ミネソタ大学から解剖学で博士号を取得。NIH臨床センターにおいてME/CFS患者を徹底的に研究するための研究プロトコールに着手することや、NIHの研究所の垣根を越えたワーキング・グループでME/CFSの研究を再活性化するなど、NIHにおいてME/CFSの研究増進を強力に推進されてきました。ウィットモア博士が共同責任者を務めるこのワーキング・グループは、NIH以外でのME/CFS研究への支援を促進するための23のNIH研究所の代表者から構成されています。また、ウィットモア博士は、アメリカ保健福祉省における慢性疲労症候群諮問委員会へのNIHからの代表者でもあります。

Dr. Flugeは、ノルウェーのベルゲン大学ホークランド大学病院の腫瘍科医長。2004年にDr. Flugeと、同じ研究所の神経内科医であるDr. Mellaは、ME/CFS患者が併発している悪性リンパ腫の化学療法治療を受けたところ、ME/CFSの症状が非常に軽減されたことに気付き、2009年にはパイロット・スタディーを行い、良好な結果を得ました。2011年には、30人のME/CFS患者にリツキシマブの無作為二重盲検・プラセボ対照第二相試験を行い、治療群の3分の2の患者において、ME/CFSの症状が中程度から非常に良く軽減されたという結果を論文発表しました。現在はノルウェーで、大規模の第三相多施設研究において、成果を追試できるどうか試している最中です。

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