16.6.15麹町教会で差別解消法の勉強会

16.6.15イグナチオ教会勉強会HP全体6月15日に四谷のカトリック麹町教会において、日本の全16教区の司教の出席のもと、障害者差別解消法を学ぶ公開講演会が開催されました。この4月からの障害者差別解消法施行にともない、障害当事者の経験から学び、お互いが人間として尊敬し合う教会を目指すために企画され、約300人の方が参加されました。

16.6.15イグナチオ教会勉強会HP山田さん司教協議会会長のあいさつの後、「障害者差別解消法を学ぶ」と題して、日本カトリック障害者連絡協議(カ障連)初代会長の山田さん(「AJU自立の家」専務理事)が基調講演されました。カ障連設立までの歩みやこれまでの活動、国連において障害者権利条が採択されるまでの経過、日本において条約批准前に国内法の整備のために障害者差別解消法が成立したこと等を説明されました。社会モデルの考え方では、障害は社会が作り出すものであり、教会における障害は教会の制度・環境・慣習・仕組み等が作り出していると言っていいのではと問いかけ、一人ひとりに合った合理的配慮を受けられる仕組みを考えてほしいと話しました。

基調講演の後は、DPI(障害者インターナショナル)日本会議副議長の中西さんの司会で、4人の障害当時者による体験発表がありました。カトリック聴覚障害者の会会長の久保さんは、毎週のミサに手話通訳がつかないこと、聴覚障害横浜教区代表の田島さんは、聴覚障害者と言っても、「ろう者」「中途失聴者」「難聴者」では、手話か筆記のどちらが分かりやすいかなども違ってくると説明し、教会における現状を話されました。

16.6.15イグナチオ教会勉強会HP私NPO法人「筋痛性脳脊髄炎の会」理事長は、この病気はWHOで神経系疾患分類されている神経難病であり、平成26年度の厚労省の実態調査によって深刻な実態が明らかになったにも関わらず、人権が守られているとは言いがたい状況を説明。現在行っている国会請願署名や秋に開催する国際学術シンポジウムへの協力をお願いしました。また、現在製作中の重症患者を描くドキュメンタリー映画の製作支援ビデオを見て頂き、募金への協力を訴えました。

カ障連の現会長の江戸さんは、日本の人口から考えて、カトリック教会には3万人の障害者がいると考えられ、実際にどれくらい障がいを抱えている人がいるのかを知るためのアンケート調査を実施予定であることを紹介しました。司会者の促しで、パネリスト一人ひとりが差別と感じられる事例を話し、会場の方からも積極的な発言がありました。最後に司教協議会会長より、教会内で理解を深める必要性を認め、一緒に歩んでいけるよう、できることをしていきたいと話されました。

広告