16.2.19NIHはアンプリジェンとリツキシマブの治験検討

imagesGQ0YDRNB2015年10月29日に米国国立衛生研究所(NIH)より、「アメリカ国立衛生研究所はME/CFSの研究促進に向けて動きだす」と題する発表がありました。その後、NIHはアンプリジェンとリツキシマブの治験を検討しているという情報が入りました。2012年11月にアメリカからのME/CFSの専門医であるラップ先生をお招きしてシンポジウムを開催した際に、大いに有望な2つの試験的治療があるとして、アンプリジェンとリツキシマブという免疫調節剤の治験が海外では進んでいることを伺っておりました。

NIH所長のフランシス・コリンズ博士は最近のインタビューの中で、「メタボローム、マイクロバイオーム、免疫系、画像診断などの基礎科学から、アンプリジェンやリツキシマブを含む将来有望なアプローチのための臨床治験まで、すべての可能性について話し合っています」と語りました。また、研究費を増額する約束を強調し、「今やME/CFSがプログラムの優先順位の第一位であると言っているのです」とも語りました。

英語の全文は下記からご覧いただけます。http://www.meaction.net/2015/12/21/nih-considering-ampligen-and-rituximab-trials/

さらに、2015年7月1日付けのイギリスの週刊の科学雑誌“New Scientist”に、「抗体を一掃することで慢性疲労症候群の症状の緩和が認められた」と題する記事の一部を翻訳致しました。ノルウェーの大学病院で、たまたまCFSにも罹患している患者のリンパ腫の治療のためにリツキシマブを使用した際に、CFSの症状にも効果があり、数ヵ月後にはその患者のCFSの症状は消えました。2011年に行われた小規模な治験において、対象群においては一人も症状が軽減されなかったのに比べ、リツキシマブを投与された患者の3分の2において症状が軽減されました。29人のCFS患者を含む最新の研究は、リツキシマブの注入を繰り返すことで、何年も症状を抑えられることを示しました。「効果が認められた18人の患者のうち11人は、治療開始3年後にまだ寛解を保っており、5年後の今でも全く症状のない患者もいます」と医師は語っています。(参照文献:PLoS One, DOI: 10.1371/journal.pone.0129898)

英語の全文は下記からご覧いただけます。https://www.newscientist.com/article/dn27813-antibody-wipeout-found-to-relieve-chronic-fatigue-syndrome/

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