しんぶん赤旗に「和温療法」の記事掲載  

ph_waon015月27日のしんぶん赤旗に、「筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)~『和温療法』に注目」と題して、原因が不明で明確な治療法がないとされるこの病気の治療法として、「和温療法」の効果が注目されていることを、写真入りで大きく取り上げて頂きました。60度の乾式サウナ浴で全身を15分温め、深部体温を上昇させたあと、温めた布団に30分間くるまり安静を保ちます。和温療法は、鹿児島大学の鄭忠和元教授が慢性心不全のために取り組んだ温熱療法で、心不全に対して先進医療として認定されています。

静風荘病院医師の天野恵子医師(性差医療情報ネットワーク理事長)は、国際的な診断基準にもとづき診断し、発症に先行する感染症が明確で、入院して和温療法を30回受けた9人を調査し、SF36という国際的な健康指標を使って、効果を判定しました。9人中7人で8項目中4項目以上の数値が改善し、国際学会誌に論文が掲載されました。今回の調査で、重症だった2人の内1人は、スキューバダイビングのインストラクターとして社会復帰し、もう一人は家事全般ができる生活に戻りました。

多くの病気の根底には血流の問題があり、和温療法のもつ大きな可能性に着目している天野さんは、「和温療法は、患者の全身の血管機能を改善し、中枢・末梢の自律神経やホルモン活性を正して、自己免疫などの力を高めると考えられ、漢方薬の併用やマッサージなどを取りいれることで順調に生活の質を改善できます。重度から軽症まで効く、安全で対費用効果に優れた治療法ですので、規模を広げた研究が急がれます。現在、治療は自費ですが、保険適用などによる普及を目指したい」と語ります。

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