毎日新聞夕刊一面トップに記事掲載

images5月2日の毎日新聞夕刊一面のトップ記事に、「慢性疲労症候群 3割重症~家事でも悪化」と題して、「身の回りのことができず介助が必要で終日起きられない」「日中の半分以上は横になっている」など、患者の3割が寝たきりや、それに近い重症であることが、厚労省の実態調査でわかったことを大きく取り上げていただきました。

推定患者数は30万人とされ、感染症や中枢神経系の異常等との関連が指摘されていますが、発症原因は不明。厚労省の委託を受けて聖マリアンナ医科大が、医療機関で診断を受けた全国の251人の患者を調査しました。家事の後で動けなくなる人は約70%に達し、重症者の96%が通院後に寝込んでおり、仕事を辞めた人も多くいました。困っていることは「症状が耐え難い」が最も多く、「専門医がいない」「病気への無理解」「社会的な孤立」などが続きます。

NPO法人「筋痛性脳脊髄炎の会」理事長は、「重症患者の実態が初めて明らかになった。軽症でも日常的な家事で症状が悪化する深刻な病気のため、家事支援など公的な福祉サービスが必要。患者が身体障者手帳を取得しやすくし、難病対策の対象にしてほしい」と訴えます。

これまで国内で「慢性疲労症候群」として知られていた病気ですが、1950年代に医学誌で「良性筋痛性脳脊髄炎」と名付けることが提案され、その後、病気の定義が整理され、「筋痛性脳脊髄炎」と呼ばれるようになりました。一方、88年に米国で開かれた国際会議で、患者の反対を押し切って「慢性疲労症候群」と命名され、日本の医療現場でも使われるようになりました。最近は患者への偏見や無理解を防ぐため、二つの名称を併記することが増えています。

「最小限の活動によって身体が衰弱し症状が悪化」「体力の回復が困難」「痛み」「筋力低下」「思考力、集中力の低下」「睡眠障害」「自律神経症状」等の症状が長期にわたって持続し、健全な社会生活を送れなくなる病気で、主な病気の原因は中枢神経系の機能異常や障害と考えられています。

記事は下記のURLからご覧いただけます。http://mainichi.jp/select/news/20150502k0000e040202000c.html

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