JDの政策会議2014で講演

JD政策会議2014野村弁護士5月31日(土)に新宿区の戸山サンライズ大研修室において、当法人が加盟している日本障害者協議会(JD)の主催で開催された、「JD政策会議2014」に招かれて、お話しさせていただきました。今年1月に日本は障害者権利条約を批准しましたが、基調講演で権利条約批准の意義と課題をあらためて考え、その上で、現在の日本の障害分野における3つの課題について問題提起し、条約との関係を明確にしていくために開催されました。当日は朝日新聞をはじめ多くのメディアの取材も入り、150人以上の方が参加されました。

JD政策会議2014全体初めに日本弁護士連合会の野村茂樹さんが、「権利条約の意義と課題-権利条約委員会実況報告から」と題して基調講演をしてくださいました。野村弁護士は、テレビ式拡大読書器を使用して日本で初めての視覚障害者として司法試験に合格された方で、障害者権利委員会第11回セッションを傍聴された報告をしてくださいました。障害者権利委員会による、条約の実施状況を監視する国際モニタリングの重要性、障害者団体や日弁連がパラレルレポートを提出する際には、政府が国連に提出するレポートとの対比をわかりやすくまとめた内容にする必要があること等をお話しして下さいました。

JD政策会議2014私の発言休憩を挟んで、午前中の総会でJDの代表に選出された藤井克徳さんのコーディネートで、第2部は3つの観点から問題提起されました。やどかりの里常務理事である増田一世さんからは「病床転換型居住施設をめぐって」と題して、作りすぎてしまった精神科病棟を居住系施設に転換しようとする動きの問題点について、私からは「難病医療法制化をめぐって」と題して、法制化後も残り続ける「制度の谷間」の問題について、全国地域生活定着支援センター協議会理事の赤平守さんからは「罪を犯した障害者をめぐって」と題して、再犯を犯す障害者に何らかの障害を持った方が多い問題について、20分ずつの講演がありました。JD政策会議2014太田さんの発言

第三部ではフロアとのクロストークが行われ、様々な意見や質問が出されました。最後に藤井さんから、「谷間」の方々がさらに置いてきぼりにされようとしている、条約は使えば使うほど力を発揮するという、まとめの言葉がありました。最後に太田政策委員長より、JDの良さは色々な方がいて色々な意見があるので、多様性を生かして政府や社会にこれからも発信していきたいという挨拶がありました。

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