JDの第2回連続講座に出席

41kyhnJ-uwL__SL500_AA300_2月26日に水道橋の全水道会館において開催された、JDの「あらためて障害者の権利とその保障を考える!」と題する連続講座に出席いたしました。第2回目は講師に香山リカ氏(精神科医・立教大学教授)をお迎えし、「心を病む人の権利と現実」と題して講座が開かれました。冒頭で香山氏は、「好きで病気になる人はおらず、誰でもいつかは病気になる。だったら障害者に配慮をするのは当然であり、障害者は堂々と権利を主張して当然。障害者が『迷惑をかけてすみません』と思わなければならないのはおかしいし、当たり前のことを実現するのに苦労しているのはおかしい」と話されました。

M・フーコーの「狂気の歴史」という本によれば、中世・ルネッサンスまでは、ヨーロッパ社会は『狂気』に対して寛容であったのだそうです。ところが17世紀中頃~19世紀初めに、国家権力を背景に精神障害者と犯罪者が一緒に収容されることになり、人々の心の中で精神障害と罪が結びつくことになってしまい、現在でもその結びつきが払拭されていないのだそうです。統計学的にも、精神障害者でない人の犯罪を犯す率は0.25%であるのに対して、精神障障害者が犯罪を犯す率は0.09%であることが示されているそうです。

精神科医をしていて、怖い思いやイヤな目に会ったとはなく、患者さんはとても優しいのに、昨今の人々は自分が想像できないものは排除しようとする傾向が強いこと、実際には色々な人を許容できる社会の方が多様性があり活気のある社会を作っていかれること、精神障害者が地域でサポートを受けながら生活していく様々な取り組みがあることなどを、お話しいただきました。分かりやすくて興味深い話で、あっという間に時間が過ぎました。

 

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