アメリカの専門医によるシンポジウムでの基調講演の詳録のご案内

ラップ先生の小冊子2012年11月4日に、アメリカからME/CFSの専門医であるチャールズ・ラップ先生をお招きし、東大弥生講堂においてシンポジウムを開催致しましたが、その際のラップ先生の基調講演を小冊子にまとめました。ラップ先生は1988年にこの病気の研究を開始、1988年より専門医として治療に従事してこられ、CDC(アメリカ疾病管理予防センター)の顧問でもあられます。

ラップ先生は、5つの領域に絞ってお話しくださいました。
(1)CFSの徴候と症状
(2)CFS は本当の病気である証拠
(3)CFS はうつ病が原因ではないという証拠
(4)アメリカでのこの病気の管理へのアプローチ
(5)小児のCFS

講演の中でラップ先生は、この病気の特徴として下記の点をあげられました。

・MRI画像では症例の80%で強い高信号の部位が認められる
・交感神経系と副交感神経系にたいてい異常が認められる
・患者の62.5%は睡眠が著しく障害されている
・免疫系が損なわれている
・子孫がこの病気に罹るリスクは子供では通常の2.7倍、遠縁者では通常の2倍高い
・酸化ストレスが増加している
・遺伝子発現を用いて、患者から健常者を区別し、病気の重症度を決定できる可能性がある
・75~85%は、ウイルス性疾患あるいはインフルエンザに似た疾患罹患後に続いて、突然に発症する
・うつ病によって引き起こされる、あるいは起因して起こることはない
・うつ病が原因ではない生物学的な証拠は、視床下部-下垂体-副腎系に認められる
・患者は合併症あるいは併存疾患のある可能性が7~9倍高い
・原因は不明だが、疫学的には引き金となるものは特定されている
・心肺運動負荷試験を行えば、患者の低エネルギー、スタミナ減少、労作後の体調不良などがよりよく理解できる

先生はまた、この病気の症状の管理、「ペースの調整」と呼ばれるエネルギーの節約の方法、重症患者について、小児のケースについて、アメリカとノルウェーで承認を待っている免疫調整剤があることなどをお話し下さいました。

研究の進んだアメリカから専門医の方をお招きし、最新の情報を皆様にお届けすることができ、大変に嬉しく思っております。ラップ先生はこの複雑な病気をわかりやすく説明してくださり、患者さんへの励ましやアドバイスも下さいました。多くの方にお読みいただけることを願っております。

ラップ先生より、本講演を翻訳・発行する許可を得ております。翻訳はNPO法人「筋痛性脳脊髄炎の会」理事長の篠原三恵子が行い、岩手県立遠野病院副院長の遠藤忠雄先生に医学監修をお願い致しました。ダウンロードしてご活用いただければ幸いですし、小冊子を200円+送料200円でお分けすることもできます。

チャールズ・ラップ先生の基調講演の詳録

※当法人では6冊の小冊子を発行してまいりました。6つの小冊子をセットで申し込まれる場合には、送料込みで1500円となります。お振込みをされる際には、必ず NPO 法人「筋痛性脳脊髄炎の会」に送り先の住所・氏名をお知らせください。当会から発行した6冊の小冊子のご案内は、こちらからご覧いただけます

【お申し込み先】

NPO法人「筋痛性脳脊髄炎の会」
〒177-0033東京都練馬区高野台3-11-12 采明ビル2bアニメ活動センター内
℡:03-6915-9281(アリハラ)Email:cfsnon@gmail.com Fax:03-6915- 9282

【振込先】

◎ ゆうちょ銀行から振込む場合

ゆうちょ銀行
記号 10070
番号 86990381
特定非営利活動法人 筋痛性脳脊髄炎の会

※ ゆうちょ銀行からの振込みには店番号は不要です。

◎ 他の金融機関から振込む場合

ゆうちょ銀行
店名    〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番号   008
普通預金 8699038
特定非営利活動法人 筋痛性脳脊髄炎の会

※ おまちがいのないようお願いいたします。

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