障害年金の取得事例

患者さんは職を失う場合が非常に多く、障害年金を受給したいという声がよく聞かれます。ある患者Aさんの許可を得て、社労士さんを介して受給できるようになった例を、ご紹介させていただきます。あきらめずにチャレンジすることによって、道が開けた良い例です。

相談のために関係窓口に足を運んでも、申請用紙すらいただけないということがよく起きます。Aさんは、窓口で係の方に説明をするたびに、「ちょっと確認を…」と言われ待っていると、何人もの方が来て、同じことが繰り返され、その挙句に「そのような病気は、該当しませんから!」と言われたそうです。

その他に、「窓口に来られるぐらい元気な人は、対象にならない」「障害年金は、腕を切断したりしていないと支給されない」「あなたはどこも悪そうじゃない」「CFSは新しい病気だから審査の対象になっていない」などと言われたという話を、社労士さんは聞いているそうです。

「窓口に行く」だけでも、体調が良い日を選んで、ゆっくり着替えて、エレベーターがある道を選んで、他人にぶつからないように注意して、順番をじっと待ってやっとたどり着くのに、そんな辛さは伝わりません。「窓口に来ることができた」という事実だけで判断され、次の日から一週間寝込んでしまったことは、誰にも知られることはありません。

友人からは「私も疲れているけど頑張っているのだから、あなたも頑張って」と励まされ、家族からは「いい大人がいつまでグズグズしているの。ちゃんと働きなさい」と叱られます。以前のように生き生きと働きたいと思っても、原因も治療法もわからず、医師に症状を訴えても理解していただけません。

患者さんの多くが請求の途上で力尽きることも多く、Aさんの道のりも平坦ではありませんでした。障害年金を請求するためには、まず「初診日」を特定しなければなりませんが、それはCFSと診断された日でしょうか、酷い疲れを感じ始めた日でしょうか。そこから始めなければなりません。

障害年金は、障害により日常生活あるいは、労働に著しい支障がある方に支給されます。手や足があっても、お箸を使うことが不自由だったり、あるいは階段を登ることがとても辛かったりする場合は、自分では慣れてしまった不自由さにもう一度目を向け、障害年金を受給する選択肢を考えてみて下さい。「どうしてこんなにしんどいのだろう」、「なぜ周囲はこの苦しみを理解してくれないのだろう」、「治療費を払い続けられるのだろうか」と不安で一杯なら、障害年金を受給する選択肢に目を向ける時かもしれません。

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