東大医科学研究所附属病院での上映会

10月26日の夕方、東大医科学研究所付属病院8階ホールにおいて、キム・スナイダー監督をお迎えし、「第15回市民公開医療懇談会」が開催されました。夜景がきれいで東京タワーがくっきり見える広い会場いっぱいに、100人を超す方々にお越しいただきました。そのうちの20名近くはお医者様で、医療関係者も10名出席してくださいました。白衣を着たまま後ろの方に大勢の方が坐られていましたが、忙しい中を駆けつけてくださったのでしょう。

まず、院長先生がご挨拶くださり、DVDまで紹介してくださいました。キム監督の短い挨拶のあと、「アイ・リメンバー・ミー」を観ていただきました。続いて、私が日本における現状について話し、ディスカッションに入りました。副院長先生が質問の口火を切ってくださり、ご出席くださったウイルスの専門医の方にも、意見を求めてくださいました。最後に、キム監督に「アイ・リメンバー・ミー」という映画のタイトルに込めた意味を伺いますと、「この病気に罹って殆どすべてのものを失う中で、新しいアイデンティティーを見つけなければならなかった心の軌跡を表現した」とのことでした。

通常の市民懇談会よりも長い時間を特別に取っていただきましたが、ディスカッションの時間は20分くらいしか取れずに残念でした。終わってから、キム監督に二人の医師の方が、この病気に対する研究への関心を示してくださいました。また他の所で是非開催してくださいという励ましや、有意義な上映会への感謝を伝えてくださった方もいました。帰り際にキム監督に伺ったのですが、映画を制作していた時の辛い体験を思い出したくなくて、もう何年もこの映画を観ていなかったのだそうです。ところが、日本での3回の上映会を通してこの病気の理解が深まることを目の当たりにし、改めて映画を制作して良かったと感じたそうです。

医療関係の方にこの映画を観ていただきたいと、私たちはずっと願ってきましたが、思いもかけないほど沢山のお医者様に見ていただき、ご理解や励ましの言葉をいただけたことは、私たちの会にとって感慨深いものでした。病院に着くやいなや、あちこちに市民懇談会のチラシを貼っていただいているのが目に飛び込んできました。病院の皆様に温かく迎えていただき、医療機関での初めての上映会が盛会に終わったことに、心から感謝しております。

参加してくださった方の感想はこちらからご覧になれます

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