東京都と話合いを持ちました

篠原三恵子

8月10日に東京都庁第1本庁舎において、6月29日の申し入れに基づいて、話し合いの場を持っていただきました。東京都からは、福祉保健局障害者施策推進部精神保健・医療課長をはじめ3名が出席し、こちらからは東京保険医協会の申先生と栗林事務局次長、白石玲子東久留米市議会議員、会員の松永さんが出席しました。山下太郎都議会議員の秘書の方は、電車の事故があったために遅くなりましたが、駆けつけてくださいました。

 皆様もご存知のように、私が現在の車椅子の取得が認められるまで、2年間も交渉を続けなければなりませんでした。東京都は私の機能障害を精神的なものと捉え、器質的原因によるものであることを認めようとしなかったからです。その際にも、慢性疲労症候群という病気をご理解いただくために、東京都との話し合いの場を持ち、白石市議会議員は同席してくださいました。その交渉を進めていた時には、却下された理由を明らかにした文書を、情報公開制度によってすべて取り寄せていました。今回それを提示し、その時の障害が持続しているのですから、過去の対応が悪かったことが明らかになりました。

 カナダの診断基準の小冊子は、最後の附録を除き翻訳が終わっていますので(公開するための最終許可をいただく作業を進めています)、それをお渡しし、障害者手帳や補装具の判定を行なう東京都の判定所の職員にも読んでいただいた上で、過去の私の事例を踏まえた上で、今後どのような対応をしていただけるのか、文書で回答していただけるように求めました。東京都から国に対して意見書を挙げていただけるようにも、お願い致しました。東京都からは、年4回開かれる事例研究の場を設け、慢性疲労症候群の専門医から学ぶ場を設けたいとの提案がありました。

 今回の交渉では、患者としての私の意見だけではなく、医師や行政の方からの専門的な意見が述べられ、要望を真摯に受け止めていただけたと感じました。今後、必要であれば近くの他の自治体にも働きかけを行い、慢性疲労症候群による身体障害が速やかに認められるよう、交渉の場を持ちたいと思っています。患者さんの多くが、高齢の家族の介護に頼って生活していますが、それがいつまでも続くわけではありません。社会保障を求めていくことは、これからますます重要になってきますので、地道に取り組んでいきたいと思っております。

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