日本疲労学会に参加して

 第7回日本疲労学会が、5月21日から22日に名古屋大学医学部で開催されました。私は病気になって以来、新幹線に乗ったことがなかったのですが、ほんの一部とはいえ、疲労学会に初めて出席することができました。

新幹線は多目的室を予約していったのですが、ベンチがベットに変わるタイプで、しかも鍵付きの個室でしたので、ぐっすり眠りながら名古屋に向かうことができました。JR東日本の新幹線の多目的室にはこの形が多いそうで、思わず快適な旅を経験することができました。

一日目も後半になってやっと会場に着きますと、エレベーターの中に「アイ・リメンバー・ミー」の上映を知らせる、カラーのDVDのジャケット入りのポスターが貼ってありました。学会中4回も放映していただき、ご尽力いただいた名古屋大学の伴信太郎先生には感謝しております。

関西福祉科学大学の倉恒弘彦先生には、この10月に東京で開催する私たちの会のシンポジウムでの講演を、快諾していただいております。東京保険医協会の「診療研究」に日本疲労学会の診断指針を掲載させていただく許可をいただくにあたって、労を取ってくださったのも倉恒先生でした。

懇親会の前に一時間半も時間をとってくださり、率直にお話を聞かせていただきました。倉恒先生もずっと慢性疲労症候群の研究班を再び発足させたいと願ってきたと伺い、私たちの会と連携して働きかけていくことになりました。研究も一緒に進めていかれるよう、近いうちに聖マリアンナ医科大学の山野嘉久先生に会って頂けることにもなっています。倉恒先生の温かいお人柄を感じました。

以前、診察を受けたこともある日本疲労学会理事長の橋本信也先生とも懇親会でお話ししました。患者会ができたことをとても喜んでくださり、来年の疲労学会の後で別に時間を取って、先生方と私達の会が交流できる場を設けてはどうかと提案してくださいました。私たち患者にとっても嬉しいことですので、ぜひ、お願いしたいとお答えしました。患者たちの意見を汲み取ってくださろうという橋本先生のお気持ちが心に染みました。懇親会では多くの先生方にご紹介して下さり、直接お話しでき、とても有意義な時間を過ごしました。

翌日は、朝のシンポジウムだけに出席しました。若い研究者の方々の発表を聞き、若手の研究者がこの分野に興味を持ってくださっていることを知ることができ、心強く感じました。これから患者の実態調査を行うとのことでしたので、医療機関を受診できないほど重症の患者たちもいることを反映していただけるように願っていると、発言をしました。

学会の先生方に温かく迎えていただき、熱心に研究の発表される姿に触れ、感謝の気持ちで一杯になり帰って参りました。今後、慢性疲労症候群の研究を更に進めていただくために、疲労学会と私たちの会が連携していかれるようになったことを、心から嬉しく思っております。その実現のために、できるだけの努力をしていきたいという気持ちを新たに致しました。

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